シリンダーを選ぶ際の注意点
シリンダー背面写真
シリンダーは前面から見てもなかなか良し悪しが判断できないものです。しかし、シリンダーを背面から見ると破壊行為に対して有効かどうかわかります。カラーがプレス加工のものは、簡単な工具で潰されてしまう可能性があります。カラーは、金属の削り出し加工をした頑丈なものを選ぶほうが良いです。
同じ形式の錠前用のシリンダーであれば、重量の重いものの方が金属密度が高いので、頑丈とみて良いでしょう。
あるメーカーの製品だけしか扱っていないお店は、ごく限られた商品しか薦めてくれません。そうなると、その中で1番であったとしても到底安心して使用できるものではありません。沢山の製品が比較できる専門店を選ぶことが重要です。
危険なカギワースト3
鍵違い数は3,359通りで複製容易。ピッキング犯罪のターゲットとなった代表的なシリンダーである。市場に約7,000万個が出回っていると言われています。犯罪認知件数が数万件を超える最も危険なシリンダーである。未だに5,000万個以上が使用されている。被害は都市部から郊外へ拡大傾向である。
鍵違い数は1億5099通りで複製容易。ピッキングが騒がれて、その交換用に推奨されたシリンダーであるが、平成13年上期までに製造された製品は、ドライバー1本で簡単に解除されてしまう危険なシリンダーである。
鍵違い数は11万通りで複製容易。ピッキングのターゲットとはまだなっていないものの、構造的にピックガンや電動ピッキングで簡単に解除されてしまう。
※ロイヤルガーディアンは15億5,520通りで複製は困難である。